~Being good to yourself~

依存症者というものは完璧主義者で、どんな欠点も許すことが出来ず、特に自分の欠点を許すことが出来ないと言われています。

飲んでいた頃の僕も、自分の欠点を許せず、常に自分に高いハードルを課していました。
僕はあまり人付き合いが得意ではなく、人に対する恐れも強かったのですが、そういう自分ではいけないと思い、エンジニア職であるにもかかわらず、営業と一緒に顧客の接待にも顔を出し、客先への同行にも積極的についていっていました。技術職だけれども、人付き合いは営業並みにできる自分を目指していました。それは自分にとって大きなストレスとなっていましたが、それを認めず、技術職が普通苦手にしているようなことでも自分にはできるのだと大きな顔をしていたものです。

仕事が終わっても、家族のことを色々やってあげられる夫でないといけないと思い、料理などは妻が好きでないこともあってずっと担当していました。それ以外の家事も、苦手なものがあってはいけない。なんでも出来なくては。と思っていました。

とにかく常に、今のままの自分ではいけない。もっと高みを目指さなくてはと思っていたような気がします。もっともそれらはすべて自分のこだわりの範囲でのものであり、本当に必要な努力は疎かにしていたように思いますが。。。そうして、結果的には不全感からうつ状態になり、飲酒量も増え、パニック発作なども起こすようになっていったのです。

もちろん、自分に高いハードルを課すこと自体は全く悪いことではありません。自分がそうやって成長していければ、より世の中の役にたつことができるでしょうし、経済的にも潤って良い生活ができる可能性もあります。ただ、依存症者のやることは常に過剰なんですよね。。。無茶な目標を設定してしまい、心や体を壊してしまったり、アルコールなどに依存してしまっては本末転倒です。世の中の役に立つどころか、迷惑をかける一方ですし、最終的に生活も破綻します。

自分自身に非現実的なハードルを課すのではなく、欠点も含めた自分の能力の範囲内で日々精一杯のことをやっていればそれで十分なのだと、今では思うようになりました。今日一日を振り返り、自分自身が出来たことは自分で認めて褒めてあげることです。また、不完全だったこと、欠点が出てしまったことについても、自分が完全無欠な人間ではありえないことを認め、部分的にでも出来たことを褒めてあげる。そうやって自分自身に少し優しくしてあげるようにしましょう。

例えば、しんどくて自助グループに行けなかった日があったとします。そういうときに、行けなかった自分を責めるのではなく、自分がしんどい状態であることを認めることができたことと、体を休めるという判断ができたことを褒めてあげれば良いと思います。

12 Step and me 自分を大切にすること Click To Tweet