アルコール依存症の前から持っている精神疾患

ぼくには強迫性障害とパニック発作があるのですが、これらはアルコールを飲みだす前、7歳くらいから発症しました。

ぼくの強迫は実際の行動を伴うものではなく、「侵入思考」と呼ばれるものです。強迫性障害といえば、手を洗うのがやめられないとか、床が汚染されている気がして家の中にティッシュペーパーを引いてその上しか歩けないとか、そういったものだと思っていたので、自分が強迫性障害だとは思わず、だいぶ長い間苦しんだものです。

ぼくの侵入思考の内容は色々あり、自分で自分を傷つけるようなことをする(ハサミや包丁やコンパスの針で目を刺すのではないか?舌を噛み切るのではないか?といったもの)、会議や面接中に急に相手を殴りつけるのではないか?、衝動的に電車に飛び込んだり高いところから飛び降りるのではないか?汚いものをなめたり触ったりするのではないか?といったものです。特に小学生~高校生の頃がひどく、日常生活に支障をきたしました。この症状で病院にかかったのは中学生の頃だったと思います。

ぼくは自分で酒を買ってきて飲みだしたのは15歳位のころで、早いのですが、飲酒も上記の症状を和らげるための自己処方として始まったのです。

ですので、初めてアルコールの専門病院に行き、強迫性障害のことを伝えたときに、酒を飲むのをやめれば、強迫性障害も良くなりますと言われたときには、びっくりしましたし、この医者は俺の話をきいていたのかなと思いました。酒を飲みだす前から出ていた精神疾患が、酒をやめれば止まるとは道理がおかしいと思ったのです。

しかし、結果は医者の言うとおりでした。酒をやめたところ、強迫性障害はほとんど問題がない程度まで回復しました。観覧車だけ、まだ乗ると飛び降りるのではないかという強迫で過呼吸になりますが、他は特に困ることはありません。

酒は原疾患で、他のものがその合併症ということは聞きますが、自分のケースでは酒を飲む前からあった問題が酒をやめることで解消したのです。不思議なことですが、なぜそうなったのかを考えても意味はありませんので、考えないことにします。とにかくよかったなぁという思いです。

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