~その人たちやほかの人を傷つけない限り、機会あるたびに、その人たちに直接埋め合わせをした~

埋め合わせの行動を行う

それでは、ステップ9を始めましょう。ビッグブックのステップ9に関する箇所を読んで下さい。第1章 ビルの物語 P20の3〜6行目。さらに、第6章 行動に移す P110の1行目〜P121の7行目になります。ここはステップ8〜9をまとめた箇所です。ステップ8でも読んでいただいておりますが、再読をお願いいたします。

このステップは、至ってシンプルです。ステップ8で作成した埋め合わせのリストをもとに、実際に相手に会いに行き、埋め合わせを行います。どうしても不可能な場合は、手紙を書くようにビッグブックに書かれています。筆者はFacebookなどSNSで相手に連絡を取り、会いに行ったことや、会いに行くことが難しいため、メッセージのやり取りで埋め合わせをさせていただいたこともありますが、原則として顔を合わせたほうが間違いなく良いです。対面でしたら変な誤解も生まれ辛いですので。

埋め合わせは、自分の側の掃除です。どのような状況であっても、相手を批判したり、言い争いは避けましょう。自分の側の過ちのみ、手短かつ率直に相手に謝罪をするようにします。謝ることがステップ9ではないと言う人もいますが、頭を下げずに自分の非を認める方法がほかにあるのでしょうか。自分の落ち度を認める気になれないと思う相手に対しても、相手の助けになろうという気持ちをもち、積極的に埋め合わせを行うようにします。ただし、相手に許してもらうことが目的ではありません。埋め合わせの結果、相手に拒絶されようが、そのことを気に病む必要はありません。あなたにできることは自分の側の掃除で、それ以上のことをすることはできません。あなたが変えられないことについては、神の配慮におまかせしてください。

私の経験では、ほとんどの場合相手は笑って私の謝罪を受け入れてくれました。それはあっさりしたものでした。ビッグブック112ページ10行目に、「十中八九、思いもよらなかったことが起こる・・・」から書かれている通りのことが起こりました。

*埋め合わせに関しては、ステップ8の説明に記載させて頂いたとおり、直接の埋め合わせを避けるべきケースがありますので、注意してください。

このステップを進めていくうちに、これはあなたにとって必要なステップであったのだと気が付かれると思います。過去の生き方の帰結である重荷から、埋め合わせを一つ済ませるたびに開放されていくことがわかるでしょう。あなたはうしろめたさ、罪悪感、恥から開放され、対人関係において今までのような恐れや怯えを抱くことがなくなっていくでしょう。ビッグブック120ページ、11行目からかかれている「この工程を労を惜しまずにやっていると、半分も終わらないうちに、あなたはびっくりすることになる。新しい自由、新しい幸福を知るようになっているのだ・・・」という部分と全く同じことが、あなたに起きるはずです。そして、他者への恐怖症が消え、信頼が持てるようになるにつれ、ステップ8で埋め合わせのリストを作った際には、「あまり気が進まない」「絶対埋め合わせをやりたくない」と思っていた相手に対しても、いずれ恐れず埋め合わせの行動ができるようになっていきます。

次のステップに進む前に

さて、次のステップは、これまでのステップ4〜10を日々実践していくというものになります。埋め合わせですが、「すぐにできそう」としたもの以外で、今時点では行動に移すことができないものについては、今後その気になったときにやるようにして、次のステップに進んで下さい。

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