~自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた~

日々の棚卸しを実践する

それでは、ステップ10を始めましょう。ビッグブックのステップ10に関する箇所を読んで下さい。第6章 行動に移す P121の8行目〜P123の後ろから6行目になります。

ステップ4~9で、あなたは自分なりに理解した神と、自分との間の障害物を取り除くための行動を行いました。ステップ10は、あなたが霊的な状態を維持し、霊的に成長を続けていくための、継続した行動を行います。ステップ4~9を、日々実践していくということになります。これを生涯続けていくことで、霊的な生き方を実践できるようになります。

あなたのアルコールの問題は、完全に取り除かれたというわけではありません。霊的な状態をきちんと維持することを条件に、執行を猶予されている状態であるということを、心に留めるようにしてください。一度ステップ9までを行動しても、その後何も行わなければ、いずれまたアルコールの問題が忍び寄ってくることになるのです。

このステップでは、「日々の棚卸し」をおこないます。一日のうちで動揺したりしたときの抜き打ち検査的棚卸しと、一日の終わりの棚卸しを行います。わがまま・不正直・恨み・恐れをチェックしてください。それらが持ち上がってきたら、神にすぐにそれらを取り除いてくださいと祈ります。欠点が出て誰かを傷つけてしまった場合は、すぐにもうひとりの人と話し合い、また埋め合わせの行動を行います。

日々の棚卸しを続けていくうちに、欠点が出れば、すぐにそれに気が付くようになり、欠点に振り回されて行動することが減ってゆくでしょう。また、自分の側の過ちがあれば、それを認め、率直に埋め合わせができるようになってゆきます。そうすると、不思議と生きることが楽になっていくものです。あなたはステップ4〜9で、今までの人生で溜まった重荷を捨てさりました。新たな重荷を背負うことなく、身軽に、気楽に生きていきましょう。そして、それらを自分の力で行っているのではないことを常に意識する必要があります。あなた自身はは、欠点をたくさん持っています。あなたの一番深いところにある神を意識し、自分の意思ではなく、神の意志が行われるようにという考えを持ち続ける必要があります。

日々の棚卸しは、以下の項目を行うようにしてください。毎回スポンサーにメール等で報告をしましょう。

日々の棚卸し

  1. 持ち上がってきたものは、わがまま・不正直・恨み・恐れの中のどれか?
  2. その理由は?
  3. どのように祈ったか
  4. 誰かを傷付けたか?傷つけた人がいる場合、スポンサーと話し合い、すばやく直接埋め合わせをしたか
  5. 間接的な埋め合わせとして、どうすれば良いと考えるか(よくない行動を変えるなど)
  6. 今日一日でだれかの助けになったか

よくない行動を変える、というのは、持ち上がってきた欠点の対極の行動となると思います。わがままには謙虚や配慮、不正直には正直、恨みには敬意や寛容、恐れには信頼や勇気といったものでしょう。

次のステップに進む前に

ステップ6〜7を理解していないと、このステップ10の実践は苦行となってしまうので、気をつけて下さい。私たちには自分の欠点を自分で減らしたりなくしたりする力はありませんし、そのことに責任を負う必要はありません(「変えれないもの」です)。神に委ね、取り除いてもらうよう祈って下さい。私たちにできることは、この日々の棚卸しと埋め合わせをきちんと行うことだけです(私たち自身の行動ですから、「変えられるもの」ですね)。日々自分の側の責任を果たしていれば、自分にできないことに責任を感じることはありません。もし責任を感じるようなことがあれば、神に赦しを求め、前進する力が与えられるよう祈ってください。そして次の日はきれいさっぱりとした心でお過ごし下さい。こころがけるのは、今日一日の生き方ですよ!

次のステップで日々の祈りについても説明させていただきますので、そこで更に神とのふれあいを深めていきましょう。

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